先日、セーリング仲間とシングルハンドヨットレースについて話をしました。私が「BOCチャレンジ」について話すと、彼は「そのレースは今、Velux 5オーシャンズという名前になっている」と教えてくれました。「BOCチャレンジ」という名称を使ったことで年がばれてしまいました。。そこで私は彼に、そのレースが短い間だったけれど「アラウンドアローン」という名称でも呼ばれていたこと、そして1998年には斎藤実さんが、2002年には白石康次郎さんが日本から出場したことを話しました。
ヨットレースがその名称を変えるときは様々な理由があります。でも、ヨットレースを長く存続させるために重要なのは、「Velux 5」や「ボルボ・オーシャンレース」が証明しているように、レースに出場するヨットやクルー、そしてレースの安全性です。長い間レースを開催していれば多少の変化は避けられないかもしれませんが、最も重要なのはもっと多くの艇に参加してほしいと思う気持ちです。
私たちは「ボルボ・オーシャンレース」についても話しました。それはかつて「ウィットブレッド世界一周ヨットレース」と呼ばれていたレースです。さらに「ウィットブレッド」は「Corinthian Adventure」と呼ばれていたこともありました。近年、ボルボのヨットやそのクルーに支払われる金額を考えると昔とはずいぶん変わりましたが、それでも私の中でウィットブレッドはウィットブレッドです。
そう、変わったものはあっても、レースの歴史は続いているのです。ですから、とにかくレース開催を続けることが一番大切だと思います。
レースの名称は二の次。とにかくヨットのオーナーたちにレースのスタートラインに立ってもらうよう声かけを続けていくことが大切です。レースへの参加者を増やすことが、そのレースを成功させるための鍵となるんです。